“丈余”の読み方と例文
旧字:丈餘
読み方割合
じょうよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丈余じょうよのさくらの枝から、黒装束くろしょうぞく曲者くせものがひとり、ヒラリととびおりると同時に、いきなり抜きうちに左近将監に切ってかかりました。
亡霊怪猫屋敷 (新字新仮名) / 橘外男(著)
我らは海岸に立ちて、脚下に襲い来る丈余じょうよの浪がたちまち力尽きたるが如くに引退ひきのくを見て、ヨブ記のこの語の妙味を悟り得るのである。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
一同がなわをひくと! 見よ! たくたくたる丈余じょうよの灰色の巨鳥きょちょう! 足はかたくしばられ、恐怖きょうふ疲労ひろうのために気息きそくえんえんとしている。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)