“身丈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みたけ36.6%
せい29.3%
みのたけ26.8%
たけ2.4%
みなり2.4%
みのた2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ここいらはこの辺までしか水が来なかったのだよ。前の家の方はお父さんの身丈みたけも立たない位だったからね。……」
幼年時代 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
その時同じく潰島田つぶしった小づくりの年は二十二、三の芸者につづいて、ハイカラに結った身丈せいの高い十八、九の芸者が来て末座に坐る。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
せているので、ほんとうの身丈みのたけよりずっと長身に見える。おもざしは冷たすぎるほど端正たんせいで、象牙のようなえかえった色をしていた。
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
人波の上をぬきんでて、五寸あまりも身丈たけが高い。非常な長身といわなければならない。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
思召おぼしめしの段は誠に有難うございますが、うも只今の身の上では、貴方方の様な立派な処へ参られもしませんし、それに身丈みなりこそ大きゅうございますが、誠に子供の様でございますから
ヒマラヤでは、この前年、即ち一昨年にも、アッサム州の密林ジャングルの中に、体長九十呎、身丈みのたけ二十呎の怪獣が出現して、住民をふるえ上らせたという話がある。