“輕薄”の読み方と例文
新字:軽薄
読み方割合
けいはく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女性じよせい無邪氣むじやきなる輕薄けいはくわらひ、さら一旦いつたんあたへたる財貨ざいか少娘こむすめ筐中きようちうよりうばひて酒亭一塲しゆていいちじやう醉夢すいむするのじようかしめついふたゝ免職めんしよくになりしこと
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
かれ今更いまさらながらかれ級友きふいうが、かれ侮蔑ぶべつあたひする以上いじやうのある動機どうきから、貴重きちよう時間じかんをしまずに、相國寺しやうこくじつたのではなからうかとかんがして、自分じぶん輕薄けいはくふかぢた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかし、ぼくけつしてさういふ輕薄けいはくこゝろもつふのではないのです。諸君しよくんうちぼくおなじく大島小學校おほしませうがくかうられたかたあつたなら、矢張やはりぼくおなじやうなじやうもたれるだらうとしんじます。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)