“相國寺”の読み方と例文
新字:相国寺
読み方割合
しやうこくじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餘り行かぬところなれど襖畫張つけ等もよろしく夜も小ぢんまりとしてよろし 是非見るべし 大徳寺だいとくじ相國寺しやうこくじ建仁寺も見て損を
京洛日記 (旧字旧仮名) / 室生犀星(著)
かれ今更いまさらながらかれ級友きふいうが、かれ侮蔑ぶべつあたひする以上いじやうのある動機どうきから、貴重きちよう時間じかんをしまずに、相國寺しやうこくじつたのではなからうかとかんがして、自分じぶん輕薄けいはくふかぢた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宗教しゆうけう關聯くわんれんして宗助そうすけ坐禪ざぜんといふ記臆きおくおこした。むか京都きやうとにゐた時分じぶんかれ級友きふいう相國寺しやうこくじつて坐禪ざぜんをするものがあつた。當時たうじかれその迂濶うくわつわらつてゐた。「いまに……」とおもつてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)