“相国寺”のいろいろな読み方と例文
旧字:相國寺
読み方割合
しょうこくじ88.9%
そうこくじ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丸毛不心まるもふしん相国寺しょうこくじ門前に於いて、自分は年を取っていて腹の皮にしわが寄っているから、同じことなら首を討って貰いたいと云って、討たれて死んだ。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
道はすでに相国寺しょうこくじの大路端れに出ていて、半町ほど先には、ひろい川面かわもの水が銀鱗ぎんりんを立てて、水に近いやかた築地ついじにまでその明るい光をぎらぎら映していた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど彼は、何をして遊んでもそれにおぼれない自己をいつも持っていた。相国寺そうこくじへ三条、烏丸からすまる飛鳥井あすかいの諸卿を招いて、蹴鞠けまりを催したときである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)