“飛鳥井”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あすかい85.7%
あすかゐ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またこの両三日中の訪問者には、京都の名だたる貴紳きしん網羅もうらしているといってよい。菊亭晴季きくていはるすえを始め、徳大寺、飛鳥井あすかい鷹司たかつかさの諸卿。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
催馬楽さいばら飛鳥井あすかいを二人で歌ってから、源氏の不在中の京の話を泣きもし、笑いもしながら、宰相はしだした。
源氏物語:12 須磨 (新字新仮名) / 紫式部(著)
男は懐中から笛を出して吹きながら合い間に『飛鳥井あすかゐに宿りはすべしかげもよし』などと歌うと、中ではいい音のする倭琴やまとごとをきれいにいて合わせるのです。相当なものなんですね。
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)