“倭琴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまとごと50.0%
わごん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男は懐中から笛を出して吹きながら合い間に『飛鳥井あすかゐに宿りはすべしかげもよし』などと歌うと、中ではいい音のする倭琴やまとごとをきれいにいて合わせるのです。相当なものなんですね。
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
元来斎藤茂吉氏の仕事ほど、多岐多端に渡つてゐるものはない。同氏の歌集は一首ごとに倭琴わごんやセロや三味線や工場の汽笛を鳴り渡らせてゐる。