“しょうこくじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
相国寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は相国寺しょうこくじから参内する仏国公使ロセスを見ることはかなわなかったが、南禅寺を出たオランダ代理公使ブロックと、その書記官の両人が黒羅紗くろらしゃ日覆ひおおいのかかった駕籠かごに乗って
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「学校騒動と財政困難で有名な同志社は直ぐこの向うで相国寺しょうこくじの隣りです」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
宗教と関聯かんれんして宗助は坐禅ざぜんという記憶を呼び起した。昔し京都にいた時分彼の級友に相国寺しょうこくじへ行って坐禅をするものがあった。当時彼はその迂濶うかつを笑っていた。「今の世に……」と思っていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)