“木寺相模”の読み方と例文
読み方割合
きでらさがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうして九人の山伏が、戸野兵衛家の客となったが、これは大塔宮だいとうのみやのご一行で、光林房玄尊、赤松則祐のりすけ木寺相模きでらさがみ、岡本三河房、武蔵房、村上彦四郎、片岡八郎、平賀三郎の人々であった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「然れども立ちたる矢をも抜き給はず、流るる血をも拭ひ給はず、敷皮の上に立ちながら大盃おにさかづきを三度傾けさせ給へば、木寺相模きでらさがみ、四尺三寸の太刀のきっさきに敵の首をさし貫いて宮の御前にかしこまり……」
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)