“相模守”の読み方と例文
読み方割合
さがみのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは元和元年、すなわち大坂落城の年の夏で、かの大久保相模守さがみのかみの姻戚関係から滅亡の禍いをまねいたのであると伝えられている。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
(第二)内匠頭は上野介の戒告をうけたが、どうしても納得する事ができず、その足で熟知の間柄である老中の月番土屋相模守さがみのかみを訪ねた。
本所松坂町 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
母の郷里は、千葉県の佐倉で、古くは堀田相模守さがみのかみの領である。生家は代々その堀田藩士であった。ぼくらの童心の印象に深い“おじいさん”つまり母の父は、山上弁三郎といった。