“相模者”の読み方と例文
読み方割合
さがみもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「下女が二人、一人は房州の者でお照、十九になります。一人は相模者さがみものでお北、これは三十で、皆んな親元の判つたものばかりでございます」
もう一人下女のおもとという三十女がいました。強健な相模者さがみもので、恐ろしく元気そうですが、平次が名代の岡っ引と聴いて、歯の根も合わないほどガタガタふるえております。
誰やらが斯う言ふのを聽くと、いきなり、十六七の相模者さがみものらしい下女の襟髮を掴んで來ました。