“けいはく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽薄69.6%
輕薄13.0%
繋泊4.3%
啓白4.3%
敬白4.3%
軽泊4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸君はその軽薄けいはくに不快を禁じ得ないだろう。私から云うならば前論士の如きにいずれの教理が深遠なるや見当も何もつくものではないのである。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かれ今更いまさらながらかれ級友きふいうが、かれ侮蔑ぶべつあたひする以上いじやうのある動機どうきから、貴重きちよう時間じかんをしまずに、相國寺しやうこくじつたのではなからうかとかんがして、自分じぶん輕薄けいはくふかぢた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼は嘉永六年癸丑きちゅう、米国軍艦が、江戸近海に繋泊けいはくするに際しては、もとより主戦論者にてありき。彼れ曰く、「理宜して天下の大義を伸べて、逆夷の罪を征討すべし」
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
かくの如き船を備え置き要港に隠伏し、夜陰に乗じ先ず二十そうばかり乗出し、夷船の繋泊けいはくする所の三、四町内まで乗附け〔如何にして乗附け得べき〕、大砲を連発すべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
蔡瑁さいぼう張允ちょういん啓白けいはく
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なほ行末々ゆくすえずえたがふまじと誓ひて過ぎたまふ。急々如律令きゅうきゅうにょりつりょう敬白けいはく
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一方には山女魚の濃脂のうしと、焼き上げた肉の軽泊けいはくとに心酔している人があるが、それは人々の好みによることであるから、いずれの味品がよいか俄に断じきれない。
雪代山女魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)