“少娘”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こむすめ66.7%
むすめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女性じよせい無邪氣むじやきなる輕薄けいはくわらひ、さら一旦いつたんあたへたる財貨ざいか少娘こむすめ筐中きようちうよりうばひて酒亭一塲しゆていいちじやう醉夢すいむするのじようかしめついふたゝ免職めんしよくになりしこと
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
ふところに収めたる当世風の花簪はなかんざし、一世一代の見立みたてにて、安物ながらも江戸の土産みやげと、汗を拭きふき銀座の店にてひたるものを取出して、昔日むかし少娘こむすめのその時五六歳なりしものゝ名を呼べば
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
なんゆへに、婬賣いんばい女につみおこな資本しほんりながら、香水料こうすいりよう慈惠じけいせしや、なんゆへ少娘むすめ困厄こんやくせしめし惡漢あくかんをうちひしぐなどの正義せいぎありて、しかしておのみづかひところすほどの惡事あくじせしや
「罪と罰」の殺人罪 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)