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情
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じよう
ふりがな文庫
“
情
(
じよう
)” の例文
少焉
(
しばし
)
泣きたりし女の声は
漸
(
やうや
)
く鎮りて、又
湿
(
しめ
)
り
勝
(
がち
)
にも語り
初
(
そ
)
めしが、一たび
情
(
じよう
)
の為に激せし声音は、
自
(
おのづ
)
から始よりは高く響けり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
而
(
しか
)
して
自
(
みづか
)
ら
辨
(
べん
)
じて
言
(
い
)
はるゝは、
作者
(
さくしや
)
の
趣意
(
しゆい
)
は、
殺人犯
(
さつじんはん
)
を
犯
(
おかし
)
たる
人物
(
じんぶつ
)
は、その
犯後
(
はんご
)
いかなる
思想
(
しそう
)
を
抱
(
いだ
)
くやらんと
心
(
こゝろ
)
を
用
(
もち
)
ひて
推測
(
おしはか
)
り
精微
(
せいび
)
の
情
(
じよう
)
を
寫
(
うつ
)
して己が才力を著はさんとするのみと。
「罪と罰」の殺人罪
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
尊父
(
をぢ
)
さん、
尊母
(
をば
)
さんの心にもなつて見たら、今の私には
添
(
そは
)
されないのは、決して無理の無いところで、子を念ふ親の
情
(
じよう
)
は、
何処
(
どこ
)
の親でも
差違
(
かはり
)
は無い。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
自分は又神経質に過るから、
思過
(
おもひすごし
)
を為るところも大きにあるのだ。それにあの人からも不断言はれる、けれども自分が
思過
(
おもひすごし
)
であるか、あの人が
情
(
じよう
)
が薄いのかは
一件
(
ひとつ
)
の疑問だ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“情(
感情
)”の解説
感情(かんじょう)とは、ヒトなどの動物がものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などがある(感情の一覧)。
(出典:Wikipedia)
情
常用漢字
小5
部首:⼼
11画
“情”を含む語句
情人
情夫
無情
強情
事情
情緒
情婦
感情
表情
愛情
心情
同情
情無
情事
人情
性情
熱情
情合
情死
真情
...