“菌(くさびら)” の例文
も一つ茸(きのこ)で、名も知らぬ、可恐(おそろ)しい、故郷(ふるさと)の峰谷の、蓬々(おどろおどろ)しい名の無い菌(くさびら)も、皮づつみの餡(あん)ころ餅ぼたぼたと覆(こぼ)すがごとく、袂(たもと)に襟に溢(あふ)れさして、山野の珍味に厭(あ)かせたまえる殿様が
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)