“片田舍”の読み方と例文
新字:片田舎
読み方割合
かたゐなか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもぼく故郷くに二萬石にまんごく大名だいみやう城下じやうかで、縣下けんかではほとんどふにらぬちひさまちこと海陸かいりくとも交通かうつう便べんもつとかいますから、純然じゆんぜんたる片田舍かたゐなか
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
幸ひ小野田が後家の身の上をたのみければ君太夫も大坂者ゆゑ一しほ思ひり夫はさぞ御難儀なるべし片田舍かたゐなかなれども當分御凌おしのぎに淺草今戸の町へ御越おこしあれとて荷物を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ぼくは東京の人だもの、こんな遠方の片田舍かたゐなかの道は知らないからね。……君が案内をするんだよ。』
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)