“田舍物”の読み方と例文
読み方割合
いなかもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田舍物いなかものいなかもの町内てうないむすめどもにわらはれしを口惜くやしがりて、三きつゞけしことありしが、いまれより人々ひと/″\あざけりて、野暮やぼ姿すがたうちつけのにくまれぐちを、かへすものもりぬ。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
きゝなされませ書生しよせい千葉ちば初戀はつこひあはれ、くにもとにりましたときそと見初みそめたが御座ござりましたさうな、田舍物いなかものことなればかまこしへさして藁草履わらぞうりで、手拭てぬぐひに草束くさたばねをつゝんでと思召おぼしめしませうが
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)