“觀音樣”のいろいろな読み方と例文
新字:観音様
読み方割合
くわんのんさま50.0%
くわんをんさま50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
崖(がけ)の上(うへ)の觀音樣(くわんのんさま)には茶店(ちやみせ)がありました。密柑(みかん)やたまご 、駄菓子(だぐわし)なんどを並(なら)べて、參詣者(おまへりびと)の咽喉(のど)を澁茶(しぶちや)で濕(しめ)させてゐたそのおばあさんは、苦勞(くらう)しぬいて來(き)た人(ひと)でした。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
隣(となり)の寺(てら)の觀音樣(くわんをんさま)御手(おんて)を膝(ひざ)に柔和(にうわ)の御相(さう)これも笑(ゑ)めるが如(ごと)く、若(わか)いさかりの熱(ねつ)といふ物(もの)にあはれみ給(たま)へば、此處(こゝ)なる冷(ひや)やかのお縫(ぬひ)も笑(ゑ)くぼを頬(ほう)にうかべて世(よ)に立(た)つ事(こと)はならぬか
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)