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蝕
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しよく
ふりがな文庫
“
蝕
(
しよく
)” の例文
地平線に接する處に、我身を距ること甚だ遠からず、青光まばゆき一星ありて、その清淨なる影は
波面
(
なみのも
)
に長き尾を曳けり。われは俄に彼星の、譬へば日月の
蝕
(
しよく
)
の如く、其光を失ふを見たり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
天明
(
てんめい
)
六
(
ろく
)
、
丙午年
(
ひのえうまどし
)
は、
不思議
(
ふしぎ
)
に
元日
(
ぐわんじつ
)
も
丙午
(
ひのえうま
)
で
此
(
こ
)
の
年
(
とし
)
、
皆虧
(
かいき
)
の
蝕
(
しよく
)
があつた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
尤も、日本の昔の天文學は、今日考へたよりは進歩したもので、徳川時代の初期には、月日の
蝕
(
しよく
)
も暦の上で豫言され、學者達は既に地動説も知り、日月
星辰
(
せいしん
)
の運行も、一と通りは觀測して居たのです。
銭形平次捕物控:283 からくり屋敷
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
微
(
かす
)
かなる心の星や、
靈
(
たま
)
の日の
蝕
(
しよく
)
。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
半
(
なか
)
ば
蝕
(
しよく
)
する
影
(
かげ
)
の
如
(
ごと
)
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
蝕
漢検準1級
部首:⾍
14画
“蝕”を含む語句
腐蝕
虫蝕
侵蝕
日蝕
月蝕
浸蝕
虫蝕本
蝕画
蝕歯
蝕鏤師
蚕蝕
蝕壊
腐蝕土
蠧蝕
部分蝕
酸蝕性
金環蝕
風蝕
虫蝕折
腐蝕期
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