“蚕蝕”の読み方と例文
読み方割合
さんしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこから直ぐ海口の方へ寄って鳴海なるみの城がある。これは一時は織田でおとしたが、その後また、駿河勢力に蚕蝕さんしょくされて、今では敵の岡部元信おかべもとのぶが固めている。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何しろ大高は、御領土内へ蚕蝕さんしょくして来た飛び地にあるので、その地の利がものいうとなると、味方の防禦線は、絶えず背後や側面をおびやかされないわけにはゆかない。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)