“さんしょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蚕食90.5%
蚕蝕4.8%
山色4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
侵入者の蚕食さんしょくと、そうして建てられた森林境いの家や柵は、昔の森林取締法によって非常な妨害とかんがえられ、鳥獣をおびえさせ、森林を
そこから直ぐ海口の方へ寄って鳴海なるみの城がある。これは一時は織田でおとしたが、その後また、駿河勢力に蚕蝕さんしょくされて、今では敵の岡部元信おかべもとのぶが固めている。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何しろ大高は、御領土内へ蚕蝕さんしょくして来た飛び地にあるので、その地の利がものいうとなると、味方の防禦線は、絶えず背後や側面をおびやかされないわけにはゆかない。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すだれをまけば山色さんしょく吟身ぎんしんをなやます
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)