“波面”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なみづら60.0%
なみのも20.0%
はめん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地形の波面なみづら、木立、田舎家いなかやなどをたくみにたてにとりて、四方よもより攻め寄するさま、めずらしき壮観ものみなりければ、近郷の民ここにかしこに群れをなし
文づかい (新字新仮名) / 森鴎外(著)
地平線に接する處に、我身を距ること甚だ遠からず、青光まばゆき一星ありて、その清淨なる影は波面なみのもに長き尾を曳けり。われは俄に彼星の、譬へば日月のしよくの如く、其光を失ふを見たり。
「これはつまり、一種の潜水艇だが、深くは沈まない。海面から、このふねの背中がようやぼっする位、つまり数字でいえば、波面はめんから二三十センチ下にくぐり、それ以上は潜らない一人乗りの潜波艇だ」