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波面
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なみづら
ふりがな文庫
“
波面
(
なみづら
)” の例文
地形の
波面
(
なみづら
)
、木立、
田舎家
(
いなかや
)
などをたくみに
楯
(
たて
)
にとりて、
四方
(
よも
)
より攻め寄するさま、めずらしき
壮観
(
ものみ
)
なりければ、近郷の民ここにかしこに群れをなし
文づかい
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
昼の
陽
(
ひ
)
ざしも、こたえがなく、北日本特有の寒風が、
槍
(
やり
)
のごとく
波面
(
なみづら
)
をかすッて、港
泊
(
どま
)
りの
諸船
(
もろぶね
)
の
帆
(
ほ
)
ばしら、ゆッさゆッさとゆさぶれあうさま、まるで
盥
(
たらい
)
のなかの
玩具
(
おもちゃ
)
を見るよう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
地形の
波面
(
なみづら
)
、
木立
(
こだち
)
、
田舎家
(
いなかや
)
などを
巧
(
たくみ
)
に
楯
(
たて
)
に取りて、
四方
(
よも
)
より
攻寄
(
せめよ
)
するさま、めづらしき
壮観
(
みもの
)
なりければ、
近郷
(
きんごう
)
の民ここにかしこに
群
(
むれ
)
をなし、中に
雑
(
まじ
)
りたる
少女
(
おとめ
)
らが黒
天鵝絨
(
ビロード
)
の
胸当
(
ミーデル
)
晴れがましう
文づかひ
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“波面”の解説
波面(はめん、en: Wavefront)とは、波動(進行波)において、同じ位相にある媒質上の点の集まりで構成される面。波面は平面の場合と球面の場合があり、前者を平面波、後者の場合を球面波と呼ぶ。通常は正弦波に対して用いる。
(出典:Wikipedia)
波
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“波”で始まる語句
波
波濤
波斯
波瀾
波止場
波間
波打際
波蘭
波頭
波紋