“鍵板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんばん50.0%
キー50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偏屈人に対しては妙に心理洞察のカンのある彼は、食道楽であるこの中老紳士の舌を、その方面からそらんじてしまって、嗜慾しよくをピアノの鍵板けんばんのように操った。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
小坂三吉という五つになる小さな子供は、鍵板キーに手が届き兼ねる位なのだが、著しい巧妙さを以て、簡単な曲をピアノで弾いた(図624)。