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鍵鼻
ふりがな文庫
“鍵鼻”の読み方と例文
読み方
割合
かぎばな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かぎばな
(逆引き)
鳥の
嘴
(
くちばし
)
のように曲った、
鍵鼻
(
かぎばな
)
を、二三度大仰にうごめかしながら、眉の間を狭くして、見たのである。
仙人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
その鼻はいわゆる
鍵鼻
(
かぎばな
)
で、ひと
度
(
たび
)
は精一杯高くなって見たが、これではあんまりだと中途から
謙遜
(
けんそん
)
して、先の方へ行くと、初めの勢に似ず垂れかかって、下にある唇を
覗
(
のぞ
)
き込んでいる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
まして
柑子色
(
こうじいろ
)
の帽子や、
椎鈍
(
しいにび
)
の
法衣
(
ころも
)
なぞは、見慣れているだけに、有れども無きが如くである。内供は人を見ずに、ただ、鼻を見た。——しかし
鍵鼻
(
かぎばな
)
はあっても、内供のような鼻は一つも見当らない。
鼻
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
鍵鼻(かぎばな)の例文をもっと
(3作品)
見る
鍵
常用漢字
中学
部首:⾦
17画
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
“鍵”で始まる語句
鍵
鍵盤
鍵穴
鍵屋
鍵形
鍵束
鍵孔
鍵裂
鍵惣
鍵板
“鍵鼻”のふりがなが多い著者
夏目漱石
芥川竜之介