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職
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しよく
ふりがな文庫
“
職
(
しよく
)” の例文
(七)
舜禹
(
しゆんう
)
の
間
(
あひだ
)
(八)
岳牧
(
がくぼく
)
咸
(
みな
)
薦
(
すす
)
む。
乃
(
すなは
)
ち
之
(
これ
)
を
(九)
位
(
くらゐ
)
に
試
(
こころ
)
み、
職
(
しよく
)
を
典
(
つかさど
)
らしむること
數
(
すう
)
十
年
(
ねん
)
、
(一〇)
功用
(
こうよう
)
既
(
すで
)
に
興
(
おこ
)
り、
然
(
しか
)
る
後
(
のち
)
政
(
まつりごと
)
を
授
(
さづ
)
く。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
水
(
みづ
)
汲上
(
くみあ
)
ぐる
釣瓶
(
つるべ
)
の
音
(
おと
)
、
機
(
はた
)
を
織
(
お
)
る
音
(
おと
)
、
鐘
(
かね
)
の
聲
(
こゑ
)
、
神樂
(
かぐら
)
の
響
(
ひゞき
)
、
騷然
(
さうぜん
)
、
雜然
(
ざつぜん
)
、
業
(
げふ
)
に
聲
(
こゑ
)
ありて
默
(
もく
)
するは
無
(
な
)
く、
職
(
しよく
)
に
音
(
おと
)
ありて
聞
(
きこ
)
えざるは
無
(
な
)
きに
到
(
いた
)
れり。
鉄槌の音
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
其
翌年
(
よくとし
)
になり權官は
或
(
ある
)
罪
(
つみ
)
を以て
職
(
しよく
)
を
剥
(
はが
)
れて
了
(
しま
)
い、
尋
(
つい
)
で
死亡
(
しばう
)
したので、
僕
(
ぼく
)
が
竊
(
ひそ
)
かに石を
偸
(
ぬす
)
み出して
賣
(
う
)
りに
出
(
で
)
たのが恰も八月二日の朝であつた。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
今日の作家が病はその情熱の欠乏に基づくところ多く、人間観に厳粛と
真贄
(
しんし
)
とを今日の作家に見る能はざるもの、
職
(
しよく
)
として之に因せずんばあらず。
情熱
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
糺
(
たゞ
)
す奉行
職
(
しよく
)
なるぞ私しが事で濟ものか九助事は確乎なる證據有により
數日
(
すじつ
)
吟味なす所なり如何に
土民
(
どみん
)
なればとて
理非
(
りひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
○さて時平が
毒奏
(
どくそう
)
はやく
中
(
あた
)
りて、同月廿五日
左降
(
さがう
)
の
宣旨
(
せんじ
)
下りて右□臣の
職
(
しよく
)
を
削
(
けづ
)
り、従二位はもとのごとく
太宰権帥
(
だざいごんのそつ
)
とし(文官)
筑紫
(
つくし
)
へ
左遷
(
させん
)
に定め玉へり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
左
(
と
)
に
右
(
かく
)
、
彼
(
かれ
)
は
醫科大學
(
いくわだいがく
)
を
卒業
(
そつげふ
)
して
司祭
(
しさい
)
の
職
(
しよく
)
には
就
(
つ
)
かなかつた。
而
(
さう
)
して
醫者
(
いしや
)
として
身
(
み
)
を
立
(
た
)
つる
初
(
はじ
)
めに
於
(
おい
)
ても、
猶
(
なほ
)
今日
(
こんにち
)
の
如
(
ごと
)
く
別段
(
べつだん
)
宗教家
(
しゆうけうか
)
らしい
所
(
ところ
)
は
少
(
すく
)
なかつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「あツ、お秀を張つてゐるのか、惡いことはいはない、あれは止せ。第一お前には少しお
職
(
しよく
)
過ぎるぜ」
銭形平次捕物控:157 娘の役目
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
〔譯〕智仁勇は、人皆
大徳
(
たいとく
)
企
(
くはだ
)
て難しと謂ふ。然れども凡そ
邑宰
(
いふさい
)
たる者は、固と
親民
(
しんみん
)
の
職
(
しよく
)
たり。其の
奸慝
(
かんとく
)
を察し、
孤寡
(
こくわ
)
を
矜
(
あはれ
)
み、
強梗
(
きやうかう
)
を
折
(
くじ
)
くは、即ち是れ三徳の實事なり。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
是
(
これ
)
と
云
(
い
)
ふ
職
(
しよく
)
はありませんが
薬屋
(
くすりや
)
の息子でございますから、
熊
(
くま
)
の
膏薬
(
かうやく
)
を
練
(
ね
)
ることを知つて
居
(
を
)
りますから、
膏薬
(
かうやく
)
を
拵
(
こしら
)
へて
山越
(
やまごえ
)
をしてあつち
此方
(
こつち
)
を
売
(
う
)
つてゐるのでございます。
鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬)
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
我
(
わ
)
れを
腑甲斐
(
ふがひ
)
なしと
思
(
おも
)
ふな、
腕
(
うで
)
には
職
(
しよく
)
あり
身
(
み
)
の
健
(
すこや
)
かなるに、いつまで
斯
(
か
)
くてはあらぬものをと
口癖
(
くちぐせ
)
に
仰
(
あふ
)
せらるゝは、
何處
(
どこ
)
やら
我
(
わ
)
が
心
(
こゝろ
)
の
顏
(
かほ
)
に
出
(
い
)
でゝ
卑
(
いや
)
しむ
色
(
いろ
)
の
見
(
み
)
えけるにや
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
みづのえだのかのとだの、八朔だの
友引
(
ともびき
)
だの、
爪
(
つめ
)
を
切
(
き
)
る日だの普請をする日だのと頗る
煩
(
うるさ
)
いものであつた。代助は固より
上
(
うは
)
の
空
(
そら
)
で
聞
(
き
)
いてゐた。婆さんは又
門野
(
かどの
)
の
職
(
しよく
)
の事を
頼
(
たの
)
んだ。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
路
(
みち
)
で
出合
(
であ
)
ふ
老幼
(
らうえう
)
は、
皆
(
みな
)
輿
(
よ
)
を
避
(
さ
)
けて
跪
(
ひざまづ
)
く。
輿
(
よ
)
の
中
(
なか
)
では
閭
(
りよ
)
がひどく
好
(
い
)
い
心持
(
こゝろもち
)
になつてゐる。
牧民
(
ぼくみん
)
の
職
(
しよく
)
にゐて
賢者
(
けんしや
)
を
禮
(
れい
)
すると
云
(
い
)
ふのが、
手柄
(
てがら
)
のやうに
思
(
おも
)
はれて、
閭
(
りよ
)
に
滿足
(
まんぞく
)
を
與
(
あた
)
へるのである。
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
お
職
(
しよく
)
「
小主水
(
こもんど
)
」とて、
愁
(
うれ
)
ひ
顔
(
かほ
)
の
寥
(
さみ
)
しい
東京景物詩及其他
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
○さて時平が
毒奏
(
どくそう
)
はやく
中
(
あた
)
りて、同月廿五日
左降
(
さがう
)
の
宣旨
(
せんじ
)
下りて右□臣の
職
(
しよく
)
を
削
(
けづ
)
り、従二位はもとのごとく
太宰権帥
(
だざいごんのそつ
)
とし(文官)
筑紫
(
つくし
)
へ
左遷
(
させん
)
に定め玉へり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
而して其由来する所は、
浄瑠璃
(
じやうるり
)
の朗誦法に帰すべく、
且
(
かつ
)
は又た我邦言語の母韻に終る事情にも帰すべしと雖、
職
(
しよく
)
として整合の、余りに厳格なるに因せずとせんや。
劇詩の前途如何
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
彼
(
かれ
)
は
半年
(
はんとし
)
も
無職
(
むしよく
)
で
徘徊
(
うろ/\
)
して
唯
(
たゞ
)
パンと、
水
(
みづ
)
とで
生命
(
いのち
)
を
繋
(
つな
)
いでゐたのであるが、
其後
(
そのご
)
裁判所
(
さいばんしよ
)
の
警吏
(
けいり
)
となり、
病
(
やまひ
)
を
以
(
もつ
)
て
後
(
のち
)
に
此
(
こ
)
の
職
(
しよく
)
を
辭
(
じ
)
するまでは、
此
(
こゝ
)
に
務
(
つとめ
)
を
取
(
と
)
つてゐたのであつた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
一ト
月
(
つき
)
と
同
(
おな
)
じ
職
(
しよく
)
も
無
(
な
)
くて
霜月
(
しもつき
)
より
春
(
はる
)
へかけては
突羽根
(
つくばね
)
の
内職
(
ないしよく
)
、
夏
(
なつ
)
は
檢査塲
(
けんさば
)
の
氷屋
(
こほりや
)
が
手傳
(
てつだ
)
ひして、
呼聲
(
よびごゑ
)
をかしく
客
(
きやく
)
を
引
(
ひ
)
くに
上手
(
じやうず
)
なれば、
人
(
ひと
)
には
調法
(
てうはう
)
がられぬ、
去年
(
こぞ
)
は
仁和賀
(
にわか
)
の
臺引
(
だいひ
)
きに
出
(
いで
)
しより
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかし
仕事
(
しごと
)
は
何
(
ど
)
うしたんだね、
友
(
とも
)
さんは
手
(
て
)
に
好
(
い
)
い
職
(
しよく
)
があるのぢやないか。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お小夜は三年前まで三浦屋でお
職
(
しよく
)
を張つてゐたのを、上野の役僧某に
請出
(
うけだ
)
されて入谷に圍はれ、半年經たないうちに飛び出して、根岸の大親分の持物になりましたが、其處も
巧
(
たく
)
みに後足で砂を蹴つて
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
○そも/\時平公は大職冠九代の
孫照
(
そんせう
)
宣
(
ぜん
)
公の
嫡男
(
ちやくなん
)
にて、代々□臣の
家柄
(
いへがら
)
なり。しかのみならず延喜帝の
皇后
(
きさき
)
の
兄
(
あに
)
なり。このゆゑに若年にして□臣の
貴重
(
きちやう
)
に
職
(
しよく
)
ししなり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
今日此頃
(
けふこのごろ
)
の
全盛
(
ぜんせい
)
に
父母
(
ふぼ
)
への
孝養
(
こうよう
)
うらやましく、お
職
(
しよく
)
を
徹
(
とほ
)
す
姉
(
あね
)
が
身
(
み
)
の、
憂
(
う
)
いの
愁
(
つ
)
らいの
數
(
かず
)
も
知
(
し
)
らねば、まち
人
(
びと
)
戀
(
こ
)
ふる
鼠
(
ねづみ
)
なき
格子
(
かうし
)
の
呪文
(
じゆもん
)
、
別
(
わか
)
れの
背中
(
せな
)
に
手加减
(
てかげん
)
の
秘密
(
おく
)
まで、
唯
(
たゞ
)
おもしろく
聞
(
きゝ
)
なされて
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「その中のお
職
(
しよく
)
は誰だえ」
銭形平次捕物控:254 茶汲み四人娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
○そも/\時平公は大職冠九代の
孫照
(
そんせう
)
宣
(
ぜん
)
公の
嫡男
(
ちやくなん
)
にて、代々□臣の
家柄
(
いへがら
)
なり。しかのみならず延喜帝の
皇后
(
きさき
)
の
兄
(
あに
)
なり。このゆゑに若年にして□臣の
貴重
(
きちやう
)
に
職
(
しよく
)
ししなり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“職”の意味
《名詞》
(ショク)職務。職業。
(出典:Wiktionary)
職
常用漢字
小5
部首:⽿
18画
“職”を含む語句
職業
職務
住職
奉職
本職
職工
職掌
下職
職分
居職
神職
鳶職
職責
有職
就職
職人
内職
涜職
手内職
錺職
...