“雜然”のいろいろな読み方と例文
新字:雑然
読み方割合
ざつぜん60.0%
ごちや/\20.0%
ごつちや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みづ汲上くみあぐる釣瓶つるべおとはたおとかねこゑ神樂かぐらひゞき騷然さうぜん雜然ざつぜんげふこゑありてもくするはく、しよくおとありてきこえざるはきにいたれり。
鉄槌の音 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
種々な相違した時のことが雜然ごちや/\一緒に成つて浮び揚つて來ます。
ト、一日手を離さぬので筆が仇敵かたきの樣になつてるから、手紙一本書く氣もしなければ、ほんなど見ようとも思はぬ。凝然ぢつとして洋燈ランプの火を見つめて居ると、斷々きれ/″\な事が雜然ごつちやになつて心を掠める。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)