“雜司”の読み方と例文
新字:雑司
読み方割合
ざふし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宵闇をつんざく若い女の聲は、雜司ざふしの靜まり返つた空氣を、一しゆん、煑えこぼれるほど掻き立てました。
信仰しんかうなし己の菩提所ぼだいしよ牛込うしごめの宗伯寺なりしが終に一大檀那だいだんなとなり寄進の品も多く又雜司ざふし鬼子母神きしぼじん金杉かなすぎ毘沙門天びしやもんてん池上いけがみ祖師堂そしだうなどの寶前はうぜん龍越りうこしと云ふ大形の香爐かうろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
用事といふのは、あつしが持込んで來たんだが、昨日雜司ざふしに厄介な殺しがあつたのさ。