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雜司
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ざふし
ふりがな文庫
“
雜司
(
ざふし
)” の例文
新字:
雑司
宵闇を
劈
(
つんざ
)
く若い女の聲は、
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
の靜まり返つた空氣を、一
瞬
(
しゆん
)
、煑えこぼれるほど掻き立てました。
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
信仰
(
しんかう
)
なし己の
菩提所
(
ぼだいしよ
)
は
牛込
(
うしごめ
)
の宗伯寺なりしが終に一
大檀那
(
だいだんな
)
となり寄進の品も多く又
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
の
鬼子母神
(
きしぼじん
)
金杉
(
かなすぎ
)
の
毘沙門天
(
びしやもんてん
)
池上
(
いけがみ
)
の
祖師堂
(
そしだう
)
などの
寶前
(
はうぜん
)
へ
龍越
(
りうこし
)
と云ふ大形の
香爐
(
かうろ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
用事といふのは、あつしが持込んで來たんだが、昨日
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
に厄介な殺しがあつたのさ。
銭形平次捕物控:121 土への愛著
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「商賣人上りには違えねえが、
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
名物の鐵心道人の弟子で
袈裟
(
けさ
)
を掛けて歩く
凄
(
すご
)
い年増だ。殺されたとたんに紫の雲がおりて來て、通し駕籠で極樂へ行かうといふ
代物
(
しろもの
)
だから驚くでせう」
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
上樣
(
うへさま
)
には、又
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
の御
鷹狩
(
たかがり
)
を仰せ出された」
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
夕闇の中へ飛出すと、眞つ直ぐに
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
庵室
(
あんしつ
)
へ。
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
頂いて、明日にもきつと
雜司
(
ざふし
)
ヶ
谷
(
や
)
へまゐりませう
銭形平次捕物控:066 玉の輿の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
雜
部首:⾫
18画
司
常用漢字
小4
部首:⼝
5画
“雜”で始まる語句
雜
雜談
雜巾
雜誌
雜俳
雜草
雜木
雜魚
雜沓
雜然