“雜魚”の読み方と例文
新字:雑魚
読み方割合
ざこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ながらく旱(ひでり)が續(つゞ)いたので、沼(ぬま)の水(みづ)が涸(か)れさうになつてきました。雜魚(ざこ)どもは心配(しんぱい)して山(やま)の神樣(かみさま)に、雨(あめ)のふるまでの斷食(だんじき)をちかつて、熱心(ねつしん)に祈(いの)りました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
その代り、時には飛んでもない者と、すつかり眤懇(ぢつこん)になつてゐることがあります。巾着切辰(たつ)三などもその一人で、相手は御法の網の目をくゞる、雜魚(ざこ)のやうな男。
が、今は入江の魚が減つて、岩のあたりで釣魚をしたつて、雜魚(ざこ)一匹針にはかゝつて來ないらしい。山や海の景色もあの時分は今よりも餘程(よつぽど)美しかつたやうに思はれる。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)