“雜魚:ざこ” の例文
“雜魚:ざこ”を含む作品の著者(上位)作品数
野村胡堂4
下村千秋1
正宗白鳥1
“雜魚:ざこ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
が、今は入江の魚が減つて、岩のあたりで釣魚をしたつて、雜魚ざこ一匹針にはかゝつて來ないらしい。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
巾着切たつ三などもその一人で、相手は御法の網の目をくゞる、雜魚ざこのやうな男。
「藤三郎やお仙は雜魚ざこだ、この裏にはもつと凄いのが居る」
「伯次さんは諏訪樣の裏の寮に、晝過ぎまで居りましたが、こんな時は雜魚ざこを相手の方が宜いとか何んとか浮世離れのしたことを言つて、瓢箪をブラさげて、釣竿を持つて出て行きましたよ。それつきり戻りませんが」
「今騷いぢや何にもなりません。あの女は雜魚ざこだが、そとに居るのが大物です——。それもあと一刻の命でせう——、今頃は捕方同心の手の者が百人ばかり、もう八丁堀から繰り出した頃——もう袋の中の鼠も同樣——」
「もつとかう力のある聲で、歩いて行く野郎をうしろからねぢ伏せるやうな勢ひでなくちや。……いろんな野郎が通るだらう。みんな雜魚ざこ野郎なんだから、こつちもそのつもりで、この馬鹿野郎と呶鳴るつもりで呼びアいゝんだよ。」
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)