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『めたん子伝』
ふりがな文庫
『
めたん子伝
(
めたんこでん
)
』
めたん子はしぜん町の片側に寄り切られ、皮紐とか棒切れとかで、肩先や手で小突かれ、惡い日は馬ふんを蹶とばして、ぶつかけられてゐた。めたん子は抵抗する氣が全然失せてゐて、對手をちよつと見返るだけで、その眼には何時も怒りは封じられてゐて、怒ること …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文學界 第9巻第10号」文藝春秋、1955(昭和30)年10月号
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約28分(500文字/分)
朗読目安時間
約46分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
託
(
たの
)
浮
(
うつ
)
鯱張
(
しやちほこば
)
隔
(
はな
)
薩張
(
さつぱ
)
吻
(
ほつ
)
鈍
(
のろ
)
交
(
か
)
薄
(
すすき
)
喫驚
(
びつくり
)
孔雀
(
くじやく
)
媚
(
こび
)
棕梠
(
しゆろ
)
喋
(
しやべ
)
損
(
そこな
)
抽出
(
ひきだ
)
扨
(
さ
)
呶鳴
(
どな
)
退
(
の
)
諭
(
さと
)
調戲
(
からか
)
雜魚
(
ざこ
)
螫
(
さ
)
算
(
かぞ
)
失敗
(
しくじ
)
葬
(
とむら
)
脛長
(
すねなが
)
減
(
へ
)
母屋
(
おもや
)
梯子
(
はしご
)
柘榴
(
ざくろ
)
擧句
(
あげく
)
巣甕
(
すがめ
)
尾
(
つ
)