“鯱張”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しゃちほこば40.0%
しゃちこば30.0%
しゃちば10.0%
しやちこば10.0%
しやちば10.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鯱張”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.2%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
明は戸口に立ったまま、そんな彼女の目つきに狼狽うろたえたような様子で、鯱張しゃちほこばったお辞儀をした。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
微妙な明るさに部屋中をたした頃から、雛妓は何となく夢幻の浸蝕を感じたらしく、態度にもだんだん鯱張しゃちほこばった意識を抜いて来て
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
血が通わなくなっても、脳味噌がつぶれても、肩が飛んでも身体からだが棒のように鯱張しゃちこばっても上がる事は出来ん。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
お召しによって控えましたるは本八丁堀屋根屋新道隠密まわり同心税所邦之助、まだお眼通りにもならない前から、このとおり真赫まっか鯱張しゃちこばってござる。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)
尤も、斯様かようにお話は致しますものの、みんな後から思い出した事なので、その時は電気にかかったように鯱張しゃちばってしまって、どんな声を出しましたやら、一切夢中で御座いました。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
おかしな腰つきで、鯱張しやちこばつてゐるやうな自分の姿が彼は恥づかしくなつた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)
胸をシヤツ胴衣チヨツキせばめられてコルセツトを着けたるやうに呼吸苦しく、全体さながら糊されし様に鯱張しやちばりかへつて、唯真すぐに向を見るのみ、起居たちゐ振舞ふるまひ自由ならざる
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)