“真赫”の読み方と例文
読み方割合
まっか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると甚吾は真赫まっかになってそれから真青まっさおになって、顫える手で茶碗をとって、冷えた茶を飲みほした。それきり俯向いていた。
寛永相合傘 (新字新仮名) / 林不忘(著)
池には新しくこいが入れてあった。麗姫は魚を見ようと池のへりに近寄った。鯉たちは人の影を見て急いで彼方の水底へ逃げた。水が彼女のに跳ねた。しばらく顔を真赫まっかにして居た麗姫がやがて
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
お召しによって控えましたるは本八丁堀屋根屋新道隠密まわり同心税所邦之助、まだお眼通りにもならない前から、このとおり真赫まっか鯱張しゃちこばってござる。
つづれ烏羽玉 (新字新仮名) / 林不忘(著)