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鯱張
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しゃちこば
ふりがな文庫
“
鯱張
(
しゃちこば
)” の例文
お召しによって控えましたるは本八丁堀屋根屋新道隠密まわり同心税所邦之助、まだお眼通りにもならない前から、このとおり
真赫
(
まっか
)
に
鯱張
(
しゃちこば
)
ってござる。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
血が通わなくなっても、脳味噌が
潰
(
つぶ
)
れても、肩が飛んでも
身体
(
からだ
)
が棒のように
鯱張
(
しゃちこば
)
っても上がる事は出来ん。
二竜山
(
にりゅうざん
)
から打出した砲煙が散じ尽した時に上がれぬばかりではない。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
部屋の中には十二三人のコルシカ人が腕組みをして円陣を作り、その中央には、荒削りの板で作った
柩
(
ひつぎ
)
があって、柩の中には馬のような長い顔をした死人が、口をあいて
鯱張
(
しゃちこば
)
っていた。
ノンシャラン道中記:05 タラノ音頭 ――コルシカ島の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
鯱
漢検1級
部首:⿂
19画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“鯱”で始まる語句
鯱
鯱鉾
鯱鉾立
鯱子張
鯱硬張
鯱丸
鯱巻
鯱立
鯱鋒
鯱構