“二竜山”の読み方と例文
読み方割合
にりゅうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよ飛び込んだ! 折から二竜山にりゅうざんの方面より打ち出した大砲が五六発、大空に鳴る烈風をつんざいて一度に山腹にあたって山の根を吹き切るばかりとどろき渡る。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
血が通わなくなっても、脳味噌がつぶれても、肩が飛んでも身体からだが棒のように鯱張しゃちこばっても上がる事は出来ん。二竜山にりゅうざんから打出した砲煙が散じ尽した時に上がれぬばかりではない。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)