鯱張しやちこば)” の例文
おかしな腰つきで、鯱張しやちこばつてゐるやうな自分の姿が彼は恥づかしくなつた。今朝、駒平がいだばかりの鎌の刄が、夏の朝の日ざしに、徒らに白く光つた。
生活の探求 (旧字旧仮名) / 島木健作(著)