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斷食
ピエルは金銀なきに、我は祈りと
斷食とをもて、
業を始め、フランチェスコは身を
卑うしてその
集を起せり 八八—九〇
ながらく
旱が
續いたので、
沼の
水が
涸れさうになつてきました。
雜魚どもは
心配して
山の
神樣に、
雨のふるまでの
斷食をちかつて、
熱心に
祈りました。
家の
内森として
折々溜息の
聲のもれるに
私は
身を
切られるより
情なく、
今日は一日
斷食にせうと
父の一
言いひ
出すまでは
忍んで
息をつくやうで
御座んした。