“斷食”の読み方と例文
新字:断食
読み方割合
だんじき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピエルは金銀なきに、我は祈りと斷食だんじきとをもて、わざを始め、フランチェスコは身をひくうしてそのつどひを起せり 八八—九〇
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
ながらくひでりつゞいたので、ぬまみづれさうになつてきました。雜魚ざこどもは心配しんぱいしてやま神樣かみさまに、あめのふるまでの斷食だんじきをちかつて、熱心ねつしんいのりました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
うちうちしんとして折々おり/\溜息ためいきこゑのもれるにわたしられるよりなさけなく、今日けふは一日斷食だんじきにせうとちゝの一こといひすまではしのんでいきをつくやうで御座ござんした。
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)