“眤懇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぢつこん68.4%
じっこん15.8%
じつこん15.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
染吉を殺した下手人は、餘つ程染吉と眤懇ぢつこんな奴だ。——染吉の後をつけて來て、妻戀稻荷で勇太郎と話すのを盜み聞きしたんだらう。
「するとなんですな、あなたはこの家の主じの舅に当たるというわけですな、彼の素性もその性質もよく知っている、つまりごく眤懇じっこんだとこういうわけですな」
その側から、なぐさめ兼ねておろ/\して居るのは、『小父さん』と言はれる、故人と眤懇じつこんの浪人者、跡部滿十郎といふ四十男です。