“ごつちや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
混同40.0%
混雑20.0%
雑然20.0%
雜然20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭に籠を載せた魚賣の女の疳走かんばしツた呼聲やらがたくり車の喇叭らつぱの音やら、また何やらわめく聲叱る聲、其等全く慘憺たる生活の響が混同ごつちやになツて耳に入る。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
頭のなかでは「耶蘇教」と「貯金」と「長生術」とが混雑ごつちやになつてゆすぶれてゐた。
ト、一日手を離さぬので筆が仇敵かたきの様になつてるから、手紙一本書く気もしなければ、ほんなど見ようとも思はぬ。凝然じつとして洋燈ランプの火を見つめて居ると、断々きれぎれな事が雑然ごつちやになつて心を掠める。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ト、一日手を離さぬので筆が仇敵かたきの樣になつてるから、手紙一本書く氣もしなければ、ほんなど見ようとも思はぬ。凝然ぢつとして洋燈ランプの火を見つめて居ると、斷々きれ/″\な事が雜然ごつちやになつて心を掠める。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)