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断々
ふりがな文庫
“断々”のいろいろな読み方と例文
旧字:
斷々
読み方
割合
きれぎれ
86.7%
きれ/″\
6.7%
たえだえ
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きれぎれ
(逆引き)
座中は目で探って、やっと一人の膝、誰かの胸、別のまた
頬
(
ほお
)
のあたり、
片袖
(
かたそで
)
などが、風で
吹溜
(
ふきたま
)
ったように、
断々
(
きれぎれ
)
に
仄
(
ほのか
)
に見える。
吉原新話
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
断々(きれぎれ)の例文をもっと
(13作品)
見る
きれ/″\
(逆引き)
身には殆ど
断々
(
きれ/″\
)
になつた白地の
浴衣
(
ゆかた
)
を着、髪を
蓬
(
おどろ
)
のやうに振乱し、恐しい
毛臑
(
けずね
)
を頓着せずに
露
(
あら
)
はして居るが、これが
則
(
すなは
)
ち自分の始めて見た藤田重右衛門で、その眼を
瞋
(
いか
)
らした赤い顔には
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
断々(きれ/″\)の例文をもっと
(1作品)
見る
たえだえ
(逆引き)
と
間
(
あい
)
を
措
(
お
)
いて、
緩
(
ゆる
)
く引張つてくゝめるが如くにいふ、
媼
(
おうな
)
の
言
(
ことば
)
が
断々
(
たえだえ
)
に
幽
(
かすか
)
に聞えて、其の声の遠くなるまで、桂木は
留南木
(
とめぎ
)
の
薫
(
かおり
)
に又
恍惚
(
うっとり
)
。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
断々(たえだえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
々
3画
“断々”で始まる語句
断々乎
断々固
“断々”のふりがなが多い著者
石川啄木
泉鏡花
徳田秋声
中里介山
田山花袋
宮本百合子