“きれ/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斷々40.0%
切々26.7%
片々20.0%
断々6.7%
斷續6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げたこしちあへず、いしうづくまつた。くされ、れて、樹蔭こかげつき斷々きれ/″\に、ほねくだいてらしたれば、片輪車かたわぐるまかげたふして、輪𢌞りんねすごゑがけるさま
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
女中は泣出しそうな顔になってじっと考えて居たが、やがて細い声で切々きれ/″\に答えた。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
片々きれ/″\だから解りもしないが、そんな風に他人を嘲弄してゐる見たいな会話が、厭に面白さうに聞えもした。
山彦の街 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
身には殆ど断々きれ/″\になつた白地の浴衣ゆかたを着、髪をおどろのやうに振乱し、恐しい毛臑けずねを頓着せずにあらはして居るが、これがすなはち自分の始めて見た藤田重右衛門で、その眼をいからした赤い顔には
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
かひよりかけて斷續きれ/″\
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)