トップ
>
切々
>
きれ/″\
ふりがな文庫
“
切々
(
きれ/″\
)” の例文
其
(
それ
)
と
同時
(
どうじ
)
に
此処
(
こゝ
)
に
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
を
遮
(
さへぎ
)
つて
昼
(
ひる
)
もなほ
暗
(
くら
)
い
大木
(
たいぼく
)
が
切々
(
きれ/″\
)
に一ツ一ツ
蛭
(
ひる
)
になつて
了
(
しま
)
うのに
相違
(
さうゐ
)
ないと、いや、
全
(
まツた
)
くの
事
(
こと
)
で。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
女中は泣出しそうな顔になってじっと考えて居たが、やがて細い声で
切々
(
きれ/″\
)
に答えた。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
そして、その聲は苦痛と悲歎の内に
狂
(
くる
)
ほしく、暗く、
切々
(
きれ/″\
)
と響いた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
元來
(
ぐわんらい
)
岸
(
きし
)
の
柳
(
やなぎ
)
の
根
(
ね
)
は、
家々
(
いへ/\
)
の
根太
(
ねだ
)
よりも
高
(
たか
)
いのであるから、
破風
(
はふ
)
の
上
(
うへ
)
で、
切々
(
きれ/″\
)
に、
蛙
(
かはづ
)
が
鳴
(
な
)
くのも、
欄干
(
らんかん
)
の
壞
(
くづ
)
れた、
板
(
いた
)
のはなれ/″\な、
杭
(
くひ
)
の
拔
(
ぬ
)
けた
三角形
(
さんかくけい
)
の
橋
(
はし
)
の
上
(
うへ
)
に
蘆
(
あし
)
が
茂
(
しげ
)
つて、
蟲
(
むし
)
がすだくのも
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
お篠は口惜し涙に
咽
(
むせ
)
びながら、
切々
(
きれ/″\
)
に喚き出した。
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
々
3画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切符
切歯
切迫
切通
切立