“輪𢌞”の読み方と例文
読み方割合
りんね100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まあ待つがいい。世は輪𢌞りんねだ。パリーの精神、偶然で子供を作り宿命で人を作るその悪魔は、ラテンの壺屋つぼやの車を逆さに回して、新しい壺を古代の壺にしようとしている。
げたこしちあへず、いしうづくまつた。くされ、れて、樹蔭こかげつき斷々きれ/″\に、ほねくだいてらしたれば、片輪車かたわぐるまかげたふして、輪𢌞りんねすごゑがけるさま
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そを何故とも言ひ難けれど、この念は今も猶することなし。若しわれ等輪𢌞りんね應報の教を信ぜば、われも君も前生は小鳥にて、おなじ梢に飛びかひぬともいひつべし。君にはさる記念なしや。