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輪𢌞
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りんね
ふりがな文庫
“
輪𢌞
(
りんね
)” の例文
まあ待つがいい。世は
輪𢌞
(
りんね
)
だ。パリーの精神、偶然で子供を作り宿命で人を作るその悪魔は、ラテンの
壺屋
(
つぼや
)
の車を逆さに回して、新しい壺を古代の壺にしようとしている。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
と
曲
(
ま
)
げた
腰
(
こし
)
も
立
(
た
)
ちあへず、
石
(
いし
)
を
噛
(
か
)
む
齒
(
は
)
の
根
(
ね
)
に
蹲
(
うづく
)
まつた。
草
(
くさ
)
も
荒
(
あ
)
れ、
地
(
ち
)
も
破
(
わ
)
れて、
樹蔭
(
こかげ
)
を
洩
(
も
)
る
月
(
つき
)
斷々
(
きれ/″\
)
に、
骨
(
ほね
)
を
碎
(
くだ
)
いて
散
(
ち
)
らしたれば、
片輪車
(
かたわぐるま
)
の
影
(
かげ
)
を
倒
(
たふ
)
して、
輪𢌞
(
りんね
)
を
凄
(
すご
)
く
描
(
ゑが
)
ける
其
(
そ
)
の
状
(
さま
)
。
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
そを何故とも言ひ難けれど、この念は今も猶
失
(
う
)
することなし。若しわれ等
輪𢌞
(
りんね
)
應報の教を信ぜば、われも君も前生は小鳥にて、おなじ梢に飛びかひぬともいひつべし。君にはさる記念なしや。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
輪𢌞
(
りんね
)
の小鳥は砂原のかげに死んでしまつた。
青猫
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
見れば
輪𢌞
(
りんね
)
が泣きしやくる。
思ひ出:抒情小曲集
(旧字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
輪
常用漢字
小4
部首:⾞
15画
𢌞
部首:⼵
8画
“輪𢌞”で始まる語句
輪𢌞説