“断々乎”の読み方と例文
読み方割合
だんだんこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの人が、どんな身分のかたか、それを考えたら、わかる事だ。出来ない相談だよ。断々乎だんだんことして僕は反対だ。いま、はっきり言って置く。
新ハムレット (新字新仮名) / 太宰治(著)
心に泛ぶこともないので、明日からは断々乎だんだんことして訪問をそうと、私はしきりにたのしさを思いはじめるのであった。
(新字新仮名) / 坂口安吾(著)
……が併しながら呉青秀の忠志と違ってこの実験に対するWとMの誠意ばかりは、今日までも断々乎だんだんことして一貫している筈だ。むろん二人ともだよ。いいかい……
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)