“こんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金堂50.0%
近藤16.7%
金銅13.3%
混同10.0%
混鬧6.7%
金藤3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
興福寺の金堂こんどうや南円堂にはいって見たが、疲れて来たのであまり印象は残らなかった。しかし南円堂では壁の画が注意をひいた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
「この四月には『城』も特別号を出しますから、その前後には近藤こんどうさんを一つわずらわせて、展覧会を開こうと思っています。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
南閻浮提なんえんぶだい金銅こんどう十六丈の廬遮那仏るしゃなぶつを焼き滅した平家に味方する者が、ここにおる、召し捕れ」
これに反し酒の好きな者は医師がいかにその害を説くも、百薬のちょうなりと頑張がんばって聴かぬものが多い。心のきらいと物の善悪を混同こんどうする者は実際を見るめいうしなう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
街の混鬧こんどうのなかに紛れない色別をその姿に見出すとき、はっきりとその歩行や動作や、または女の家に這入ることや、そこの室内に於けるあらゆる細部の動作までを、もれなく
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
討手の大将金藤こんどう弥太は気をはやらせてまず問うた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)