“混鬧”の読み方と例文
読み方割合
こんどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小唄売、映画館、魚釣り、木馬、群衆、十二階、はたらく女、そして何処の何者であるかが決して分らない都会特有の雑然たる混鬧こんどうが、好ましかつた。
洋灯はくらいか明るいか (新字新仮名) / 室生犀星(著)
街の混鬧こんどうのなかに紛れない色別をその姿に見出すとき、はっきりとその歩行や動作や、または女の家に這入ることや、そこの室内に於けるあらゆる細部の動作までを、もれなく
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)