“居職”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いじょく50.0%
いしよく33.3%
ゐじよく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして町中の孔子こうしさまのやしろまで来ると、汚い細路次の蔭から、一見居職いじょくとわかる猫背の男がヒョコヒョコ出て来て、出会いがしらに
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私の父といふは三つのとしえんから落て片足あやしき風になりたれば人中に立まじるも嫌やとて居職いしよくかざり金物かなものをこしらへましたれど、気位たかくて人愛じんあいのなければ贔負ひいきにしてくれる人もなく
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
年季ねんきれたいつぱしの居職ゐじよくがこれである。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)