“いしよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
衣食38.5%
移植23.1%
夷食15.4%
居職15.4%
異色7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だからわたし其時そのとき日本國民にほんこくみんとして所有しよいうするものは、わづかの家具かぐと、わづかのほんと、わづかの衣服類いふくるゐとにぎなかつた。そしてわづかに文筆勞働ぶんぴつらうどうつて衣食いしよくするのであつた。
そのをかうへにはスエーデンの各地方かくちほう植物しよくぶつ移植いしよくし、また特有とくゆう動物どうぶつをも飼養しようしてゐるところは、ちょっと植物園しよくぶつえん動物園どうぶつえんのようでもあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
○先年此てんぷらのはなしを友人静廬せいろ翁に語りしに(翁は和漢の博達時鳴の聞人なり)翁曰、事物紺珠じぶつかんしゆ(明人黄一正作廿四巻)夷食いしよくの部にてんぷらに似たる名ありきといはれしゆゑ
わたしちゝといふは三つのとしゑんからおち片足かたあしあやしきふうになりたれば人中ひとなかたちまじるもやとて居職いしよくかざり金物かなものをこしらへましたれど、氣位きぐらいたかくて人愛じんあいのなければ贔負ひいきにしてくれるひともなく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さうして挿絵さしゑ桂舟けいしう担当たんとうするなど、前々ぜん/\の紙上から見るとすこぶ異色いしよくを帯びてました、ゆえこれだいる、我楽多文庫がらくたぶんこ生命せいめいだいまたしばら絶滅ぜつめつしたのです
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)